2011年02月02日

収録風景

本人_収録のふりをやめて振り返る.jpg
加藤さん_遠影.jpg

先日、日本昔話の英語バージョンを収録しましたので
久しぶりに録音のお話としてupします。

今回ナレータさんの加藤さんはFacebook交流会で
たまたまご一緒になったばかりの方です。
リアルもアリのFacebook、ありがたいことですね。

ただいま編集中ですので、出来次第upします。

尚、上が私せんむの最新ひげなし写真で
下が加藤さんの遠影写真です。


posted by スタヂオせんむ at 12:47| Comment(0) | 録音のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月15日

録音のお話 その7

***** ノイズ対策3 *****


今回でノイズ対策の巻は一応終了とすることにしますが
最後に超大物の登場です。VIPですね。

今まで内部要因と外部要因とに分けてお話しましたが
これはそのどちらにも関わるものと思われます。

その正体は「残響音」なのです。
部屋の中で「あっ!」と短く言ったら「あーっ」と聞こえる
リバーブとかエコーとか一般には呼ばれるものです。


これをノイズ扱いにするのは 誠に心苦しいものがあります。
なにしろ、「いつもお世話になってますー」と挨拶したい位で、
「ホントに申し訳ありません」と思わず謝ってしまいます。


楽曲のミックス処理では 楽器にもヴォーカル/コーラスにも
必ず使うことになりますし、ナレーション音声にも実は
最後には薄く追加するようにしています。

残響音が付いていない素材に 後から付加することは簡単です。
しかも、その長さやかかり具合なども自由にコントロールできます。

その様に重宝している残響音がなぜノイズなのかというと
収録時に「音声に付加されて」録音されてしまうことがあるからです。


部屋の残響音が無い場合を「デッド」な部屋といいます。
中に入ってしゃべると ちょっと違和感がありますが
これなら残響音は付加されずに録音できますので問題はありません。

ここでいうノイズになるというのは 部屋の残響音がある場合、
これを「ライブ」な部屋といいますが この場合のことです。

スタジオによっては元々「ライブ」に設計してある場合があります。
これは例えばバイオリンやチェロ等の室内弦楽器のコンサートなどを
スタジオ内で出来るようにするためと思われます。

ナレーション録音の場合、最初から音声に残響音がくっついていると
たいへん困ることがありまして、以下に2つの例を示します。


ナレーション録音では一文の語尾にリップノイズが乗ることが
良くあり、これをカットするために 音声終了と同時に
ストンとレベルを下げる処理をすると 付加された残響音も
急に無くなるので 極めて不自然に聞こえてしまいます。

また詳しくは後日の記事で述べますが サウンド編集の中で
音声のツブを揃えるために コンプレッサという処理をかけますが
その際、残響音にその処理がかかると 「ショワー」みたいな
音になって 元の音声に対して聞き苦しいノイズとなります。
なので、この処理をあまり深くかけられません。


そのような訳で 普段はとてもお世話になっている残響音ですが
最初から付加されていると とても「困ったちゃん」になるという
お話でした。


ではでは。
posted by スタヂオせんむ at 14:21| Comment(0) | 録音のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月28日

録音のお話 その6

***** ノイズ対策2 *****


先回は外部要因のノイズについて書きました。
つまり、外部からの混入ノイズですね。

今回は内部要因、すなわち録音する側が発生させる
ノイズについて述べたいと思います。


@ナレータさんの「吹き」音

しゃべれば当然、空気を吹き出すこともあり、
特にパ行の発音時に発生します。

この対策は簡単で「ポップガード」を使うことです。
よく歌手のレコーディング風景でマイクの前にある
丸くて平べったい あれです。

あの輪の中はストッキング状の生地が張ってあり
空気の振動は伝えるけれど、空気の移動は許さない、
そういうものです。


Aナレータさんの「リップノイズ」

これもしゃべれば当然つきもののノイズです。
ただこれは対策がとてもやっかいです。

主に口を開く時、上唇と下唇が離れる瞬間 または
口内で上あごと舌が離れる瞬間に発生する
「チャッ」とか「ジュル」とか「ジュッ」音です。

これは口内に「つば」が溜まったら多く発生しますが
逆に、適度に潤ってないといい声は出ません。

その「つば」の粘度は低い方が良いようです。
つまり「ネチャネチャ」より「サラサラ」ですね。

「サラサラ」にする為には ノドを潤す飲み物は
お茶系がいいかもしれませんが そこまで指定はしません。
ナレータさんにおまかせしています。

その他、歯と歯の当たる「カチカチ」音もあります。
これはリップノイズとは言えないかもしれませんが
しゃべる時に自然発生するという意味で仲間にしておきます。

これらのリップノイズがやっかいなのは
音声と混ざって録音されることに尽きます。

音声とノイズが時間的に離れていたり 周波数が
極端に違っていれば まだなんとかなるのですが
なにしろ「いっしょくた」なので分離が難しいです。

とても全部は除去できませんが 目立つものは
後工程のサウンド編集/ノイズ除去のところで減らします。
それについてはまた後日記事にしたいと思います。

収録時は 何せ音声が最大で、ノイズが最小になるような
マイクの距離とか角度で録音するようにしています。


B原稿がすれる時、揺れる時の「カサカサ」音

これはとてもよくマイクで拾います。
原稿は譜面立てに置いて 1ページ読み終えるまでは
ナレータさんが触れないようにしています。
また、極力A4横書きとして マイクに対する
あごの角度が変わらないようにもしています。


以上、意外と長くなってしまいましたが
内部要因ノイズについてのお話でした。
posted by スタヂオせんむ at 16:19| Comment(2) | 録音のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月17日

録音のお話 その5

***** ノイズ対策1 *****

録音をしていると様々なノイズが混入します。
ナレーション録音の場合 楽曲のヴォーカル録音と違って
バックにオケはありませんので ノイズには細心の注意を払います。

まず外部要因を挙げてみると

@エアコンの吹き出しの ゴー連続音
A蛍光灯の安定器の ブーン連続音
B時計の分刻みの カチッ単発音 などがあります。

@はともかく AやBがスタジオ内にある場合は困りますが
スタジオせんむは 低料金の公共施設内スタジオを
必要な時にだけ借りる方針なのでそこはウラハラです。

これらのノイズ対策は「一切使わない」ことです。
@エアコンは(録音時のみ)止めます。
建物全体はエアコンが効いているので それほど苦ではないです。
(真夏の自宅録音でエアコン止めるのは汗だくですが)
それでもダクトを通して隣の部屋からの音がする時もありますが
空気の通路イコール音の通路なので それは仕方ありません。

A蛍光灯は消して白熱タイプの電灯にします。
フィラメントに通電して光らせる照明用ランプならOKです。

B時計を外して電源を抜きます。
むろん後で時刻合わせをして元に戻しておかないと叱られます。


これらのノイズが混入した音声録音をしても 後でサウンド編集時に
取れないこともないですが 少なからず音声に影響を与えますし
最初から入れないに越したことは無いと思います。

いわば農薬を極力使わない 有機栽培農法の録音版ですね。


その他には部屋鳴りというか、板材などの膨張係数の違い等からくる
キシミによるものでしょうか 時たまギシッ音が出ます。
(誰がいるのかしらんとドキッとしますが 別に誰もいません)

それが音声とかぶらなければ サウンド編集時にカットしますが
運悪くかぶってしまったら おとなしく録リ直します。


次回は内部要因について書きたいと思います、ではでは。
posted by スタヂオせんむ at 06:19| Comment(0) | 録音のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月02日

録音のお話 その4

***** マイクロフォン *****

私が主に使用しているのはロード社のNT2というマイクです。
これでナレーションをはじめ、ときたまヴォーカルや楽器も録ります。
マイクが常備されていないスタジオではこれを持ち込みます。

聞いた音をありのままに拾ってくれる感じで、
人の声をとても素直に録音できます。

スタジオの備品を使う場合はノイマン社の定番高級マイクを
ありがたく使用します。

ロード社マイクも価格は数分の1ながら まったく遜色なく
よくぞこの値段でここまでの性能を提供してくれたと
これもありがたく使用します。

あまり長くならないうちに 今日はこの辺で終わります。
ではでは。
posted by スタヂオせんむ at 04:05| Comment(0) | 録音のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月21日

録音のお話 その3

もう昨日になりましたが、12/20は収録の日でした。
1日の様子を簡単にお話します。

朝から機材一式をバックに詰めてスタジオinです。
機材といってもレコーダになるノートPCと
ちっちゃいオーディオ・インターフェース、
譜面台とポップガードくらいのものですが。

卓やマイクやモニタ系、その他ワイヤ類はスタジオ備え付けです。

午前中にこのブログの音声記事として
来年の干支である ネズミにまつわるお話などを4本
ナレータさんに順調に語ってもらい 早々とお昼休み。

午後からは久々に クライアント様立会いの
eラーニング教材のナレーション録音でした。

難しい専門用語ばかり出てくる、難易度の高い原稿でしたが
ナレータさんは口も滑らかにこなしてくれました。

原稿が充分に練られていたので 現場での小変更も少なく、
おそらく これならいいものに仕上げてくれるだろうと
クライアント様にも思ってもらえたと思います。
どうもお世話になりました。

これからがさらに 私せんむの出番です。
「聞き取りやすく」「聞き疲れしない」音声をめざして
サウンド編集・処理をして CDに焼いて納入という手順です。

いいeラーニング教材作りに役立てばうれしいですね。


posted by スタヂオせんむ at 04:39| Comment(0) | 録音のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月16日

録音のお話 その2

***** 冷蔵庫と洗濯機ほどの違いは無い? *****

ニュース原稿を読むときは なるべく感情を入れずに伝え、
お話などの朗読は感情移入して語るのが良しとされています。

どちらもとことん追求すれば しゃべりの世界では両極端で
それぞれ違うジャンルなのかもしれません

それはピアノとキーボードの違い、野球とソフトボールの違い
フォーミュラカーとミニバンの違いと同じように
「似て非なるもの」かもしれません。

ただこれらのものは機能は同じで性能が違うだけですね。

一方、同じ白物家電の冷蔵庫と洗濯機はどうでしょうか。
どちらも白くて四角い箱ですが、明らかに機能が違います。

なのでニュースの原稿読みと お話の朗読は
冷蔵庫と洗濯機ほどの違いは無いと言えると思われます。

幸い当社のナレーターさんは どちらでも気にせず
しゃべってくれるので助かります。

そんなことも考えながら 今日も録音をしています。

posted by スタヂオせんむ at 01:11| Comment(0) | 録音のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月01日

録音のお話 その1

***** ヘッドフォンとスピーカー *****

あなたはこのブログの「音声」を 何で聞いておられますか?
たいていはパソコン(PC)の内蔵スピーカーではないでしょうか。

音声を収録した後は 実際には、色々な音声処理を施します。
その際一番考えることは 聞く人が「何で聞くか」ということです。


PC内蔵スピーカーで聞く場合は 音のツブを揃えた上で
低音部を少し持ち上げて、芯があって迫力のある まるで
ラジオのアナウンサーの様な音声に仕上げます。


一方、ヘッドフォンで聞くいうのは どういう場合でしょうか。
意外とeラーニングを聞く場合がそうなんです。
特に企業内教育の場合ですね。

「いつでも」「どこでも」学べるというのが 
本来eラーニングの良いところなんですが、
定時後などに自分の席で聞くには 他の人に迷惑なので
たいていの場合ヘッドフォンで聞くことになります。

また、大勢で学習する場合は 1部屋にPCが並べてあったりして、
学習者は各自のペースでヘッドフォンで学習することになります。

ヘッドフォンで聞く場合は 「音声」が頭の芯で鳴りますから
なるべく「自然な状態」で聞けるように処理します。

ヘッドフォンでは細かいところまでよく聞こえますので、
あまり処理しすぎた「音声」は かえって不自然に聞こえて
長時間に渡って聞くのに 疲れてしまうからです。


いずれの場合でも 極力ノイズを抑えることは大前提です。


今このブログではその切り分けはあまり出来ていませんが、
徐々に「スピーカーで聞く音声」にしていきます。

お仕事の依頼の場合は どちらが良いかご相談したく思います。

では、今日はこの辺で失礼します。

わーい(嬉しい顔)ご意見・ご感想をお気軽に コメント欄に書き込み下さい。
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